マルイカヘッドライン

マルイカヘッドライン|マルイカ最前線

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大塚×宮澤 今年のトレンドを語る。

大塚×宮澤 今年のトレンドを語る。
マルイカ釣りのキモはやはりスッテ。
そこで今回マルイカ釣りのエキスパートでもある大塚プロとミッドスッテの開発者である宮澤氏に今年のマルイカのトレンドを語っていただき釣果を伸ばすためのマル秘テクニックなどを公開していただく。

「マルイカ用のスッテはフローティングタイプ(いわゆる“浮スッテ”)とシンキングタイプとに大きく分けられますが、最近はどちらかというとシンキングタイプが主流になっています」

「ダイワではフローティングからスタートしたわけですが、ここにきてシンキングのラインナップが揃ってきました。それも、単に種類が増えただけじゃなくて、コレはよさそうだなっていう製品が目につくようになってますね」

「まあ昨年のテストの結果なんかも踏まえながら、基本的に今までダイワになかったパターンを充実させました。たとえばレインボーとか、フローティングにしかなかったイワシ、それにグリーン系ですね。 ブルーや黄緑はあったんですが、濃いグリーンはなかったですから」

今までは暗色系が少なかったですよね。暗色のグリーンはマルイカにはよく効きます。潮色をあまり選ばないというメリットもあって、僕が欲しかったカラーです。

「(大塚さんには)前々から言われてましたからね(笑)」




「それと、 レインボーブリッジ。 今までのスッテは統一されたカラーリングのものが多かったんだけど、 これはまったく違う色が入っているから、 こちらも潮を選ばないで使えそう」

「そうですね。この色を出すには苦労しましたけど、オールラウンドに使えると思います」


「それと、 気になるのはハダカ。 好きなんだなコレが。 ぜんぶハダカにしたいくらい(笑)」

「最初は短いプラヅノを作ってテストしていたんですが、 プラヅノで釣れるならハダカでも釣れるだろうと。 それがきっかけですね」

「僕も以前はプラヅノを混ぜて使ってたんだけど、 コレがあればそれでOKになっちゃうし、 当たりカラーになることも多い」

「ホントによく乗ります。 ケイムラとピンクのハダカなんて、去年何回助けられたか分からないくらいです」


「布とかウイリーとか表面素材の感触も乗りに影響しますが、やっぱりマルイカって、(光の)反射にも敏感に反応するイカだってことが(ハダカによって)改めて分かりました。 でも、 光の透過度が一番低いシャギーって、イカの引っ掛かりはとてもいい」

「そうですね、 大塚さんがよく言われるように、イカの吸盤がよく絡みつくのか、抱いている時間が非常に長い」

「最後まで離さないから合わせが遅れたかな?って思っても、 シャギーでは手(足)1本で上がってくるケースが意外に多い。 ほかのスッテだったら途中ではずれているでしょうね。 使い込んでくると、 こういう意外なメリットがいくつも見えてきて面白いですね。 最近凝っているのがシャギーのブルーなんです」

「コレね。 もともとはグリーン系が欲しかったんです。 黄色のボディに青を被せるとグリーンになるじゃないかと試行錯誤を重ねた結果なんです」

「本体と表面素材のカラーの組み合わせは重要ですね」

「そうです。 水に濡れることで表面が透けて、本体の色が浮き出てきますから」

「実際に使うことで、見た目からは想像もできないハッと驚くような発色をするから面白いですね」

「表面というキーワードでいうと、ダイワのスッテにはハダカ、ウイリー巻き、 シャギー(起毛巻き)、 ミッドクロス(シースルー)と4種類あるわけですが、大塚さんはどのように使い分けていますか?」




「やっぱり全部混ぜたいというのが基本です。 状況によってはシャギーで統一したほうがいいケースもあるんでしょうが、 まずはイカの反応を見たいから、 シースルーをベースにハダカを入れて、 ウイリーを入れて…という組み合わせになります」

「色のコントラストと表面素材の滑り具合、 この2つの要素を考える必要があります。 光の反射でイカを誘うならハダカやシースルー、 抱く時間を長く持たせたいならシャギーやウイリーのような起毛系といったように、複合的に考えていろいろな戦略を組み立ててほしいと思います」

「そのためにはスッテのバリエーションが豊富じゃないとね。 正に、痒いところに手が届く今のラインナップは非常にありがたい」

「大塚さんの配色は明、暗、明、暗が基本ですか?」

「そうですね、暗というよりはどちらかというと、下からくすみ、くすみ、明るく、そして潮次第で薄く、一番上にアクセントというのが基本ですね。 宮澤さんは?」

「明暗は意識してます。 それも単に見た目だけじゃなくて、 透け具合の明暗と反射の明暗を考えるようにしています」

「次にスッテのサイズですが、 48ミリでも十分に小さいと思いますけど、今回出た43ミリの効能は?」

「ベイトフィッシュのサイズを意識した設定です。 特に浅場ではより小さい魚を追いかけているケースもあるだろうと。 漁師さんの中にはコレよりもっと小さい、1匁に近いような鉛ヅノを使っているケースもあるって聞いてますよ。 」



「釣れるイカのサイズではなく、 ベイトのサイズに合わせるわけですね」

「そうです、 小さいスッテだから小さいイカ用ということではありません。 ちなみに去年のテストで、 一番大きいイカを釣ったのがこのスッテ(43ミリ)なんです」

「直ブラで浅場を攻めるときはシンキングの小さいスッテ、 深場では大きめのフローティングがいいという人もいるけど、それは違うと思います。そのときの状況によって使い分けるべきで、小さいスッテが深場に向かないということではないと僕は考えるんだけど」

「そうですね」

「このスッテ(43ミリ)の活用法ですけど、まず考えたのは、 どうしても抱きが浅くて離れやすいときに48から43に替えてみるという手もあるだろうし、この2サイズを交互にセットして、どちらがいいかを比べるのもいい方法かな」

「僕も同感ですね!」

「ダイワのハダカタイプはストッパーというか、凹凸が付いていているから滑るようで意外に引っ掛かりますよね」

「引っ掛かりますし、このウロコ模様は乱反射するので、輝き具合が変わる効果もあると思っています。」




「それと、 僕が思うのは、 ブランコ仕掛けではフローティングのスッテを使うのが普通だけど、 その中にシンキングを入れてやるのも面白い。 逆に、 直ブラの仕掛けに1本だけフローティングを入れることで、 他の人の仕掛けと差別化するのも手じゃないかな。 ブランコは絶対にフローティング、 直ブラはシンキングという概念にこだわる必要はないと思う」

「サイズについてもそうですよね。 MD70と58といった太め・大きめのフローティングなんて、僕はそのスッテに乗せようとは思ってなくて、寄せヅノ、 見せヅノとして混ぜることがありますね。 ショートハリスや直結仕掛けを用いてシェイクすることでイカの興味を引いて集めておいて、 イカが抱きやすいであろう上下の小さいスッテに乗せてしまうという作戦です。 カラーだけじゃなくて、 シルエットを利用するわけです。 意外にそちらのスッテばかり抱いてくることもあったりしてね(笑)」

「マルイカってかなりイタズラ坊主な性質があって、 サーッと群れがきてそのまま去るんじゃなくて、 ズーッとその周辺にいてウロチョロしてる」

「だけど、 抱かない」

「そうそう、 でも気になることがあるとヒュッと寄ってくる。 スルメやヤリイカとは違って、 アオリイカみたいな習性があるイカだから、 こういうこだわりとか使い分けの工夫は重要です」

「そこがマルイカ釣りの面白いところですよね。 自分のイマジネーションで手を替え品を替えて攻略していく」

「手の内がいっぱいあるっていうのはいいよね」

仮説を立てて、それを1つずつ検証していく。まあそれがあたっているかどうかホントのところはイカに聞いてみなくちゃわかりませんけどね。

「でもそれが1回だけじゃなくて、2回、3回と積み重なればデータになるからね。イカに対して(スッテの)カラー、 形状、動き、この3つは避けて通れない重要な要素ですから、これが豊富なバリエーションから選べるってのはとてもいいことだと思います」

「そうですね、 今シーズンはものすごく楽しみです」


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