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2008/04/25
大塚貴汪のマルイカ攻略法
その昔、ヤリやスルメといった主役の陰に隠れ、ほとんど見向きもされなかったマルイカだが、
ゲーム性の高い独特の釣趣が再認識され、今や押しも押されもせぬ人気ターゲットに上り詰めた。
ところが、マルイカ釣りそのものがあまりに急激に進化したこともあり、 仕掛けや釣法のバリエーションが一気に広がり、入門者なら首をひねること間違いなしの複雑な状況を呈している。
そこで、マルイカ釣りを「シャクリ釣り」と「タタキ釣り」に大別し、大塚プロに分かりやすくレクチャーしてもらおう。
まず、どの釣法にもいえることだが、船長の投入アナウンスと同時に素早く仕掛けを入れられるよう、身の回りを整え、準備を万全にしておくこと。ラインが竿先に絡んでないか、幹糸や枝スが投入器の角に引っ掛かってないか、入念なチェックをお忘れなく。
主にブランコ仕掛けを使用するシャクリ釣りは、浅場から深場までポイントを選ばず、なおかつビギナーにも理解しやすい釣り方といえる。まず、オモリがトンと底に着いたら、3〜4秒待って空シャクリを1回。これは落とし込みでの乗りを狙うもので、手応えがなければ1〜2メートル巻き上げてオモリを海底から浮かせる。そしてこの位置から40〜50センチの幅でキュッと鋭くシャクリを入れ、即座に元のポジションまで竿先を下げる。この動作によってスッテがヒラを打つようにアクションし、イカにアピールするわけだ。
とはいえ、マルイカは動いているスッテにはまず抱きついてこないから、シャクリの後は5〜7秒を目安にステイ(静止)させ、再びシャクリを入れる。このシャクリが空合わせとなるのだが、もちろんステイ中に竿先にアタリが伝わったなら、即シャープに聞き合わせを加えること。竿先を震わせるようなシグナルは、スッテに抱きついたイカが逃げるときに出ることが多い。つまり合わせのタイミングとしては少々遅いわけだが、枝スの長いブランコ仕掛けなら、これでも乗る確率は高い。スッテを発見してから抱きつくまでの時間は、その日のイカの活性によって違う。活性が高いようならステイの時間を短くして、効率よく確実なフッキングを心掛けよう。
シャクリ&ステイを2〜3回繰り返したら、いったん仕掛けを宙層まで巻き上げて、再び底まで落とし直す。好奇心が強いわりに警戒心も強く、しかも目が効くのがマルイカの習性。同じスッテで同じ動きを繰り返すと次第に反応が悪くなる。だから適当な間隔でイカの視界から仕掛けを消してやることで、リフレッシュさせるわけだ。
状況によってはシャクリ釣りから誘い釣りに切り替えてみるのも効果的。こちらはロッドをソフト&スローで50cmほど誘い上げたところで4〜5秒のステイ。竿先に神経を集中し、アタリがあったらすかさず聞き合わせを入れる。シグナルがなければ、竿先を下げながらリールを巻き、再び誘い上げてステイ。このアクションを数回繰り返して4〜5メートル上まで探る。要領としては、ヤリイカ釣りをさらにソフトにしたものと思えばいいだろう。
ブランコ(シャックリ、誘い)水深別ロッド一覧
深海、シンカー
ロッド
深場
水深70〜80m
シンカー80号
●
極鋭ギア Fスペック210
●
リーディング-XLアママル
●
リーディング-X KUU180III
中水深
水深50〜60m
シンカー50〜60号
●
極鋭ギア Fスペック210
●
64TSP LEXRA
●
リーディング-XA64-190III
●
リーディング-X KUU180II
浅場
水深10〜40m
シンカー30号
●
極鋭ゲーム195マルチ
●
極鋭ゲーム170フィール
●
64TSP LEXRA
●
リーディング-XA64-190III
タタキ釣りはここ数年で広まった比較的新しい釣り方。当初は浅場狙いで使われたが、最近では深場の釣りでも多用されるようになった。カワハギのタタキ釣り同様、ロッドを小刻みにシェイクさせてスッテの細かい動きでイカを誘う。仕掛けは直結もしくは直ブラ。
まず、オモリが着底したら1〜2メートル巻き上げ、ロッドを小刻みに上下させる。これでスッテに細かく、かつイレギュラーなアクションが伝わるわけだ。時間は5〜10秒。タタキを終えたら数秒ステイ(静止)。ここで竿先にアタリが出れば合わせを加えて確実に乗せるが、変化がない場合は、再びタタキ、ステイ、さらに聞き合わせという一連の動作を繰り返す。
ポイントの水深が深くなるほど、竿先の動きはスッテに伝わりづらくなるから、深場ではいくぶん激しく強めのシェイクを心掛けること。
5〜10秒の間に重ねるタタキの目安は5〜10回程度。イカの活性が高いときは短め、逆の場合は長めで多くするのが、タタキの回数と時間の原則。ステイのほうも高活性なら3〜5秒、低いときは7〜8秒、もしくはそれ以上と長めにする。
この釣りで注意したいのが、ベタ底でのタタキ。オモリを底に着けた状態のほうがアクションは入れやすいが、特に浅場は根周りを狙うため根掛かりのリスクが高くなる。また、船が流れることでほかの釣り人とのオマツリも増える。したがって、ベタ底でのタタキはなるべく避け、きっちりオモリを浮かせてから攻めるようにしよう。
この釣りで使用する直結および直ブラ仕掛けは、その構造上、ラインが少しでも弛むとバラシの危険が増加する。特に船の上下動が激しいシケ日は要注意。直ブラと直結では、短いとはいえ枝スがある分、多少余裕があるので直ブラのほうが直結よりはバレにくい。ただし、バレやすいという弱点はあるものの、直結仕掛けは文字通りスッテが幹糸に直結しているため、感度が抜群にいい。モタれるような微妙なアタリも、きっちり乗りに結び付けられるのはこの仕掛けならでは。しかも、動きがダイレクトで、シェイクをストップしたと同時にスッテもピタッと静止するから、効率のいいゲームが展開できる。メンテナンスのよさとも相まって、イカの活性が高いときは、正に鬼に金棒の釣法であることをお忘れなく。タタキ釣りに挑戦してみようというビギナーは、とりあえず直ブラからスタートし、ある程度慣れたところで直結仕掛けにチャレンジするといい。
身が軟らかく、しかも足1本で掛かるケースも多いマルイカゆえ、リーリングはスローのほうがいいと思われがちだが、あまりにゆっくりでは逆にバラシが多くなる。したがって、速からず遅からずの中速程度で、必ず一定のスピードをキープすることが重要だ。
深場のマルイカは、オモリ80号で深いと100mぐらいまで攻める。こうなると手返しを考えるとやはり電動リールの方が有利である。そこでシーボーグ150S+BM1600であればコードレスでしかもロープロフィルだからワンハンドらくらくアクションが出来る。タタキ、誘いも思いのままに表現し釣果アップ間違いなし。
マルイカ釣りは、イカがスッテにふれた時のモタレを獲らないと釣果は伸びない。そこで威力を発揮するのがスーパーメタルトップ。 メタルならではの高感度が、スッテの動きをダイレクトに表現しイカの微妙なアタリを確実に伝えてくれる。 直結、直ブラはメタルトップが有利だ。
直ブラ、直結(タタキ)水深別ロッド一覧
深海、シンカー
ロッド
深場
水深70〜80m
シンカー80号
●
極鋭ギア 30-210
●
リーディング-XA82・190IV
●
リーディング-Xリアル195III
中水深
水深50〜60m
シンカー50〜60号
●
極鋭ゲーム190シェイク
●
リーディング-Xリアル195III
浅場
水深10〜40m
シンカー30号
●
極鋭ゲーム180テク
●
リーディングXLカワハギ18-C1
●
リーディング-Xリアル195II
●
Aトリガーライトフグ
●
A-トリガー カワハギ
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